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2017年2月24日

2017年1月6日~1月14日(9日間)にかけて、カリフォルニア大学サンディエゴ校スクリプス海洋研究所を訪問しました。

東北大学大学院理学研究科博士課程後期3年 松井浩紀

2017年1月6日~1月14日(9日間)にかけて、カリフォルニア大学サンディエゴ校スクリプス海洋研究所を訪問した。同研究所は、キーリング曲線と呼ばれる二酸化炭素濃度測定をはじめとする、世界最大規模の海洋研究機関である。今回私は、古海洋・古生態を専門とするRichard D. Norris教授から研究指導を受け、今後の研究方針についても議論することを目的とした。まず、Norris研究室のセミナーで博士論文の内容を30分間英語でプレゼンテーションし、研究室メンバーから有意義なフィードバックを得ることができた。その後Norris研究室の実験設備を見学し、魚の歯やサンゴ礁を対象とした最新の研究プロジェクトについて詳しく知ることができた。さらにNorris教授指導の下、カリフォルニア州のTorrey Pines State ReserveとCoyote Mountainにおいて、始新世~鮮新世の堆積物を観察することができた。Norris教授は私の博士論文の副査でもあり、博士論文への助言はもちろん将来の共同研究まで提案して頂いた。いずれも自らの博士研究を発展させる貴重な経験であり、今後の研究について熟考する機会となった。加えて、出張期間中にはスクリプス海洋研究所で国際深海科学掘削計画の科学目的の評価を行う会議が行われており、世界的な科学プロジェクトの一端を垣間見ることができた。同研究所は太平洋に面し、実際に海水も研究に用いられている。サンディエゴの温暖な気候の下、世界最先端の研究が進展する現場を体感することができた。




太平洋に面した研究施設