福島 諒
所属・研究室 | |
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指導教員 | 辻森 樹 教授 |
海外連携先 | |
研究分野・テーマ | プレート収束境界でのスラブの沈み込みは島弧火山活動や地震活動を特徴づけるだけでなく、地球内部への物質輸送を考察する上で重要なプロセスです。沈み込むスラブは温度圧力上昇に伴って変成作用を被り、その一部は深さ60 km付近でエクロジャイトとなります。私は沈み込み帯のエクロジャイトを構成する主要鉱物であるざくろ石とオンファス輝石の微細組織に着目し、鉱物成長および非平衡微細組織形成の速度論についての研究を行っています。特にオンファス輝石に見られるナノスケール組織で1990年代以降ほとんど研究されていない逆位相領域(antiphase domain; APD)の解析を通じて、沈み込み帯で起こる化学反応および元素移動に関する時間軸を含めた理解を目指しています。 |